どうもこんにちは。せきうストーブです。
今回は、横浜市3環状10放射道路ネットワークのひとつ『羽沢池辺線』についての情報を紹介していきます。
先に2本の動画紹介をさせてください( `ー´)
・事業区間ルートの全体図について(グーグルアースの上空映像)
・現場の整備状況について(実際の現場映像)
「そもそも羽沢池辺線ってなんぞや?」という方は、こちらのヨコハマニアさんのブログが分かりやすいのでオススメです。
羽沢横浜国大駅周辺の再開発や、HAZAWA VALLEYについても触れられていて面白いです。
お待たせしました。解説に移ります。
◇事業概要
起点:羽沢南2丁目 《環状2号線・高山橋付近》
終点:緑区鴨居町 《東鴨井中学校南側交差点・ローソン 横浜鴨居町店》
並行路線:県道109号青砥上星川線(梅の木~鴨居)、山下長津田線(計画道路)、鴨居上飯田線(計画道路)
事業年度については、最後の方に後述します。
続いて、計画道路の予定ルートと現在の状況をご紹介します。
①環状2号線 ランプ区間 (起点)
唯一、事業進捗が確認できる区間となっています。環2号側道高山隧道、ランプの橋脚が2つと南側の盛り土が確認できます。
・東川島方面からの展望
環状2号線(上り) ONランプ予定地点、ランプ橋脚(北側)
環状2号線(下り) OFFランプ予定地点
高山橋
環2号側道高山隧道(平成17年7月竣工、RC2連ボックスカルバート)
・新横浜方面からの展望
ランプ橋脚(南側)
環状2号線(上り) OFFランプ予定地点
環状2号線(下り) ONランプ予定地点
ランプ全体のイメージと整備状況
②六道辻橋(平成21年~)
ここで事業化はストップしています。橋より北側は産業資材の置き場となっているようです。
ちなみに橋の名前である「六道辻」ですが、下図の「6差路」が由来なんじゃないかと思います。
6本目の道は環2号側道高山隧道の真上に出る道で、現在は通行不可となっています。
国土地理院の地図で確認したところ、橋や隧道ができる前(2007年頃)までは通行可能だったようです。
③東海道線新幹線 立体交差
(仮称)JR跨線橋にて新幹線の上を越えます。
線路の両側に事業用地を確認できますが、工事が行われている様子はありません。
④市道川島三枚町線 立体交差
現道(市道川島三枚町線)の上を高架で跨ぎます。こちらも事業用地はありますが、工事が行われている様子はありません。
横浜市のHPには、ここから北側に進んだ農業専用地区からのイメージ図が掲載されています。この図の通りだと、地盤掘削による切通しとなるのではないかと予想されます。
正面のトンネルに4本の穴が確認できます。
内側2本が計画道路、外側が現道との接続部になるのではないかと思われます。
現在の農業専用地区。正面の雑草が生えている箇所が事業予定地です。
⑤市道菅田第293号線 立体交差
羽沢幼稚園の前の道を高架で跨ぎます。高架多いっすね。。
現道とはONランプ・OFFランプで行き来できるようになる予定です。
右側の「はまピョン(蛙のキャラクター)」が書かれている囲いは、横浜市水道局が発注している「工業用水道東尾送水幹線口径1100m更新工事」というもので、耐震性の水道管に交換する工事だそうです。工事期間は令和7年までとなっています。(後述)
ちなみにこの囲いの中も事業用地となっており、2019年頃までは見通しの良い空き地になっていました。気になる方はGoogleマップで訪れてみてください。
⑥市道菅田第148号線 平面交差
羽沢町と菅田町の境になる地点です。この付近は菅田羽沢農業専用地区と呼ばれる横浜市の農業専用地区が広がっています。
現在は信号もない状態です。左手には様々な植物が庭に植えられている植木屋さんがあります。
植木屋さんの西側にある空き地も事業用地となっています。
市道なんで一般通過可能なんですが、なんか異様な雰囲気がしますね…。
ちなみにバイクでここを通った時に車載カメラで撮影してたのですが、そのときの映像はバグって消えてました。。
⑦西菅田団地
高架で団地の中を通過するようです。クリエイトエス・ディーの脇を通過します。
青ピンの刺してある地点が事業予定地です。こちらも橋脚などはまだありません。
⑧菅田町・鴨居原農業専用地区
事業用地がちらほら確認できます。
山下長津田線に近づいてくると、住宅街の中に広めの事業用地がドーンと出てきます。事業中の計画道路っぽさが出てきていますね。
⑨山下長津田線・菅田道路 平面交差
計画道路 山下長津田線(現在の菅田道路)との交差地点。ここまでが羽沢池辺線の事業化区間となっています。
東鴨井中学校南側交差点で、平面交差します。
事業化ルートについての解説は以上となります。
最後に「いつ開通するのか?」というお話について。
横浜市のHPには来年の令和4年までが事業年度となっていますが、、
前述した水道管工事が令和7年までとなっており、事業化が延長されることは確実であると思われます。
#羽沢池辺線 の事業用地上で行われている水道管工事、見に行ったら令和7年3月までの予定だそうで。。
— せきうストーブ (@oilstoven025) 2021年10月30日
つまり計画道路もそれまで事業化されないのでは…。(横浜市HPには令4迄との記載) pic.twitter.com/6HxyFh1SjQ
その他の延長理由としては「高架区間が多く、事業予算がかかる」、「並行路線(県道109号青砥上星川線、山下長津田線)が存在している」なども挙げられます。
開通まではまだまだ月日がかかりそうですが、完成までが楽しみですね。
ご拝読ありがとうございました。
<参照>